このカメラ(SD15)が写し出す色
なんだかよく分からないカメラ。
それがシグマのカメラ。
ネットで調べてみると、マニアック過ぎる
「変態カメラ」
という言葉もありました。
確かにその通りの「変態カメラ」です。
初心者は元より、普通の人も手を出してはいけません。
でも買ってしまっているので、手を出さないわけにもいかないんですよね。
ネットでSD15の設定を書いてある記事を見つけ、その通りの設定で撮ってみました。
おう!
なんかいい感じに写っているじゃないかっ!
色は鮮やかだし、グラデーションも縞模様じゃない。
色の境目も、しっかりエッジが立っている。
これならば問題ないでしょう!
ちなみに設定は、
ホワイトバランスは晴れ
カラーモードはスタンダード
ピクチャーセッティング は全部+2
露出補正は-1/3
という感じです。
もちろんその都度変えなければならない部分もあるんですけど、基本はこれで大丈夫なようです。
これでやっと使えないカメラが、まともに使えるカメラに変わりました。
でもメインカメラになるには、まだ一歩道のりが必要だったんです。
まともに撮れないカメラSD15
赤外線フィルターとローパスフィルターの無いカメラがあれば、キレイな赤外線写真が撮れる。
そんな甘い考えでいたんですけど、実際には思ったように写らない。
それなんで、まずは普通の写真を…ってことで、普通のものを撮ってみたんです。
そしたらこれもどうもパッとしないんです。
う〜ん、無駄な買い物をしてしまったか…
そんなふうに考えていました。
普通のカメラの場合、初めて撮るときの設定は、だいたいがオートです。
カメラ任せの設定で、どれだけ写るか試してから、自分好みの設定にしていくものだと思うんです。
だからSD15の場合も、
ホワイトバランスはオート
カラーモードはスタンダード
ピクチャーセッティングはすべて+-0
撮影モードは絞り優先オート
露出補正は0
という感じです。
撮影時の天気はキレイに晴れた屋外なので、カメラには絶好の条件です。
こんな状況で変に写るカメラなどあるわけがない。
と誰でも思うんですけどね。
ちなみにこの設定で夜の街を撮ったときは、そこそこいい感じでした。
それがどうして好条件ではよく写らないのか?
謎の多いカメラです。
SD15のある生活
「なんでまたシグマのカメラなんて…」
そんな声が聞こえてきますが、出会いはまさに偶然でした。
ネットでたまたま見つけた赤外線写真。
木の葉が白く写り、幻想的なモノクロのような写真がそこにはありました。
どうやったら撮れるのか。
調べていくうちに「ローパスフィルターが無い方がいい」という記事を見つけ、シグマのSD15という一眼レフカメラにはローパスフィルターが無いという情報が出てきたんです。
コレは買うしかないでしょう!
となったんですけど、そのときすでにSD15は生産が終わっていました。
もちろん新品が販売されていても、買えるだけのお金は無かったんですけど…
でもこれを運命のめぐり合わせっていうんでしょうかね。
たまたまヤフオクで品質のいい手頃な値段のSD15が出てたんです。
競ってくる人がいて、ちょっと予算をオーバーしましたけど、なんとか落札!
ほぼ新品のSD15とキットレンズが、私のカメララインナップに加わった瞬間でした!
ただこのときはまだ、ニコンの一眼レフカメラに対するサブカメラ。
お遊びカメラという位置づけだったんです。