Foveonの実力
SD15がメインカメラになったのは、買ってから1年くらいだったときでした。
それまでも出来るだけ色々なものを撮って、それなりに慣れてきてはいたんですけど、失敗したくない写真では、ニコンのD7000が主力だったんです。
今でも「60点から80点くらいの写真でいいや」ってときは、ニコンなんですけどね。
シグマのSD15がメインになったのは、大阪でのシグマ体験イベントでした。
シグマのレンズを借りて、自分のカメラに装着して、近くを自由に撮影できるというもので、年に何度か開催されているんです。
そこでシグマの50mm F1.4のartレンズを借りて撮影したとき、このSD15の実力を初めて知った思いでした。
「これが『質感まで伝わる』ということか」
家に帰ってパソコンで見た写真は、今までとは別モノ。
このカメラの可能性が大きく広がった瞬間でした。
そして「シグマやるじゃん」って思ったのも、このときからでした。
この日から今まで以上にSD15での撮影機会が増え、このカメラの可能性を広げたくなったのは言うまでもありません。
この経験がなければ、たぶん今でもSD15は使えないカメラで終わっていたかもしれません。