カメラ(Foveon X3)のある 生活

シグマというレンズメーカーが販売しているデジタルカメラには、Foveonという謎の部品が含まれています。これがマニア心を揺り動かす魔法の部品なんです。

路地裏のグルメ

路地裏が残る町というだけで、ワクワクした気持ちになるのは私だけだろうか。

区画整理された都市では、路地裏というものが、ほとんど無くなってしまっている。

 

人通りの少ない路地裏に店を構える食べ物屋に、不味い店があるわけがない。

美味いからこそ潰れずに残っている。

そう思っている。

 

もっともそんな店に足を運ぶのは、かなりの勇気が必要だ。

今回も写真を撮っただけで、店には入らずじまいだった。

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ささやきの小径にて

奈良公園というと鹿のいる通りに面した場所を想像する人が多いでしょう。

けれど春日神社の南から志賀直哉旧居に通じる森を通る道もあるんです。

その道は鹿も人も少なく、起伏もほぼ無い、未舗装の道です。

 

手入れもほぼされていない風な道は、自然を撮るには面白いところで、今回はそこで木漏れ陽に照らされた木の根にスポットを当ててみました。

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子どもの目線

Foveon X3センサーはフィルムに近い色合いが出る。

そこが魅力であり、私が好きなところでもある。

 

ただ最近言われているレトロっぽいフィルムではなく、ポジフィルムに近い深い色合いが特徴だ。

 

その特徴を活かした青空は、透明感がありながらも空気感ともいうべき奥行きがある。

夕日や草や葉の緑も、とても深い。

 

今回は子どもの見上げるような目線でジャングルジムを切り取ってみた。

いつもと違う視線で撮ることで、写真にも変化出る。

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スーパーカブの魅力

スーパーカブというのは、実に魅力的なバイクである。

子供の頃は「格好悪い出前バイク」という印象だったけれど、最近はその印象はまったく違うものになった。

 

丈夫で長持ち、低燃費…

なんてだけではなく、独特のフォルムは被写体としても実に面白い。

どんな撮り方をしてもカブはカブでしか無く、

町の中でキレイに風景に溶け込んでいる。

 

今回は少々レトロチックに彩度を抑えめにしてみた。

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いにしえの黒壁のある町

大阪に住んでいると、京都や奈良などの古都に気軽に行けるのがいい。

普通の人が普通に生活するには十分に歩けるくらいにケガが回復しても、

ほぼ一日中歩きまわって街撮りをする私には、完全回復はもう少し掛かりそうです。

それでも奈良の町の中をブラブラと歩き、路地を撮影して、ちょっとは良くなってきたことを実感しました。

 

写真は奈良の路地ですが、撮影ポイントにクルマが止まっていて、実際の写真は少々斜めです。

こういう写真は被写体と垂直に立ち、水平を維持しなければならないので、修正無しでは少し難しい写真です。

特にSD15には水平器もファインダーの基準線も無いので、あとから見ると斜めになっていることが多いんですよね。

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夕焼けと吊橋と自転車

何の変哲もない街撮りでは、夕暮れ、夜、早朝が基本的な撮影時間。

今回はその中の夕暮れにスポットを当ててみました。

夕暮れにはシルエットっということで、自転車をトッピング。

SD15は逆光を特にキレイに写してくれます。

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シグマSAマウントに社外パーツなど期待してはいけない。

なので簡易的なエクステンションチューブを自作してみた。

接写の世界が広がったものの、すべてがマニュアル操作で、

とにかくシビア。

 

それでも朽ちていくバラをいつも以上に幻想的に納められたと思う。

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